小児科は相手が子どもなので、気持ちをうまく伝えられなかったり、治療中に泣きだししまったりトラブルも多い現場です。しかし、小児科で働くことには、さまざまなメリットもあります。

小児科は幅広い疾患を持つ子どもたちが集まり、年齢についても0歳から成人までと幅が広いのが特徴です。扱っている疾患の領域も広く、始めのうちは覚えることも多いでしょう。ですが、多様な疾患に対する知識や経験を得られるのが、小児科の大きなメリットと言えます。

また、子どもの血管は細いため、注射の難易度は高いです。子ども向けの器具も、成人用と比べると小さいこともあり、扱うには細心の注意と高い技術が求められます。

そのため、自然とスキルが身につきやすく、知識を深めたい、スキルアップしたいという人にとって、小児科は適した職場だと考えられるでしょう。小児科の勤続年数は約4年ほどで、勤めた経験を活かして他の診療科に転属する人も多いようです。

そして、観察力やコミュニケーション力が身につきやすいことも、メリットの一つに挙げられます。言葉で思いを表現しきれない場合が多く、子どもの奥にある気持ちまで察していくことが求められるでしょう。

子どもたちの気持ちをケアするために仲良くしたり、楽しいイベントを企画したりすることも、看護師の仕事のうちです。治療やケアについて、子どもにわかりやすく伝えるための説明力も欠かせません。

さらに、小児患者さんの家族に対しても説明する機会が多いので、コミュニケーション力も鍛えられるでしょう。求められるスキルが多い現場ですが、成長するための機会も豊富にあることが小児科で働くことのメリットとなっています。

 
 

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